アドセンス審査に申し込むにあたって色々調べていると
「アドセンスをするならYMYLジャンルはやめておいた方がいい」
「YMYLにひっかかりそうな記事は消しました」
というのをよく見ませんか?
なんと、YMYLジャンルはアドセンス審査にかなり通りにくいのです。
私は2つのブログを持っていて、
- 美容(エステ・美容外科)ブログ
- 妊活記事を含むブログ
2つともYMYLの健康の項目に激突しています。
そもそもブログをやってみようと思ったのは、自分が妊活をしているときに色んなブログを見て勉強になったり、励まされたりしたので、私の経験も誰かの役に立つんじゃないかと思ったのがきっかけです。
美容ブログに関しては私が元々美容外科、エステサロンで働いていました。
『妊活と美容のブログは絶対に書きたい!』
『でもせっかくブログを書くなら、アドセンスもしたい!』
なので、妊活と美容の記事は消したくないので、YMYLと真剣に向き合うことにしました。
そして試行錯誤の末、無事にアドセンス審査に合格!!
一番最初に合格したのは妊活の記事があるブログ。
合格後の翌日に美容ブログも申請したところ、数時間で合格しました。
両方とも記事の内容や使っているワードもかなり「YMYL」に激突するものですが、合格することができました。
皆さんもせっかく書いた記事YMYLが原因で消そうかなと考えているなら、一度この記事に書いている対策をしてみて下さい。
今回は
- YMYLとEATについて
- YMYLジャンルでアドセンス審査に合格するために、私が対策した事の詳細
についてまとめます。
「YMYL」ジャンルの記事には「E-A-T」が必要
「YMYL」ジャンルはお金や健康、生活等の「人々に大きな影響を与える可能性のあるジャンル」です。
『大事なジャンルの記事を扱うなら、きちんとした信頼できる人が正確な情報を発信してくれないと!』
という事で、Googleが設けた評価基準の1つが、専門性、権威性、信頼性を省略した「E-A-T」です。
Googleは「E-A-T」が高いサイトを信頼できると認めてくれます。
細かく説明していきます。
「 YMYL 」とは
Googleの検索品質評価ガイドラインの項目で「Your Money Your Life」を省略して「YMYL」と言います。
お金や健康、生活などのジャンルのことで、具体的には
【解説】YMYLとは?Google検索品質ガイドラインと対象ジャンル、対策法より引用
ジャンル 例 ニュース・時事問題 国際問題や政治など重要な問題を扱うサイトなど(エンタメやスポーツなどは含まれない) 公共サービス・法律など 一般的な市民生活を維持するために必要な情報を扱うサイトなど 金融 投資や保険などを扱うサイトなど ショッピング オンライン上で商品購入などを行うECサイトなど 健康・安全 医療・病院関連・緊急時に使用するサイトなど 人のグループ 人種や宗教、性別などについて扱うサイトなど その他 フィットネスや栄養、大学、就職などに関する人生の局面に関連するサイトなど
見ての通り、YMYLは「人々に大きな影響を与える可能性のあるジャンル」です。
Googleの様々なアップデート
一昔前のアドセンスは「適当な記事を数記事書けば審査に通る」と言われていました。
10年ほど前にアドセンス審査に合格している知人に、私がアドセンス審査で苦戦した事を話すと、驚かれました。
それに昔はYMYLジャンルの記事でも
- 専門の知識のない方が書いた記事
- 色んなサイトからコピーしたものをまとめている記事
- 誤った情報の記事
- 情報が古い記事
でも検索上位になっていました。
「人々に大きな影響を与える可能性のあるジャンル」に信用性の低い記事があるのはよろしくないという事で、Googleが色んなアップデートを繰り返して、最近はより信頼できるサイトを上位表示するようになっています。
まぁ、検索する側からしたら当然ですよね。
色んなアップデートがあった中でも、2017年12月6日に医療や健康に関連する検索結果の改善についてというアップデートがあり、健康アップデートと言われています。
この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。本アップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響します。
医療や健康に関連する検索結果の改善についてより引用
文章で見ると大したことなさそうに感じますが、このアップデートで激震が走り、すごい順位の変動があって、今まで上位だった記事も圏外に飛ばされることもあったようです。
昔に私も自分の妊活で色々調べた「まとめ記事」なんかをブックマークしていましたが、ある時期からブックマークしていた記事が閉鎖されて見れなくなりました。
その頃は私もまだブログをやっていなかったので「なんで閉鎖されたんだろ?」と思っていましたが、今になって思うと、このGoogleのアップデートに関係あったんですね。
アップデート後は文字通り「信頼性が高く有益な情報の記事」が上位に表示されることが多いようです。
健康系だと医療機関や医療の専門家のサイトや記事ですね。
信頼性が高く有益な情報と認めてもらうには「E-A-T」が重要
では、どうやってGoogleに「信頼性が高く有益な情報」と認めてもらえるかというと
「E-A-T」というのが重要です。
「E-A-T」とはGoogleの検索品質評価ガイドラインにある
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
の省略です。
この「E-A-T」が高ければ高いほど、Googleに信頼性が高く有益な情報と認めてもらえます。
YMYLジャンルの記事では得に「E-A-T」が重要視されています。
YMYLジャンルの記事を書くには
- Googleに「信頼性が高く有益な情報」と認めてもらう必要がある。
- 「信頼性が高く有益な情報」と認めてもらうためには「E-A-T」を意識することが重要
という事です。
「E-A-T」を意識して私が対策した事
ここからは「E-A-T」の
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性
- Trustworthiness(信頼性)
それぞれの詳細と、それぞれに対して私がした対策をまとめます。
Expertise(専門性)のためにした対策
Expertise(専門性) はサイトが扱っている分野に専門的で特化しているかという事。
辞書での「専門」は「限られたある範囲を集中的に研究・担当などすること。」
色んな分野を書いているサイトより1つの分野に特化している方が良いという事です。
特化型ブログってやつですね。
特化型ブログでなくても、カテゴリーごとに特化していても良いようです。
私のブログサイト場合
美容ブログは美容の事しか書いていないので完全な特化型です。
もうひとつのブログは「主婦の日常」がテーマなんですが、、、漠然としすぎ?
これは特化型ではなく雑記型になるんだろうか?
怪しいところではありますが、特化型とさせていただきます。
特化しているとアピールするために、運営者情報に
美容ブログには
『美容外科、エステサロンで10年以上働いて店長をしていた。』
妊活ブログには
『主婦の日常の経験をもとに育児、妊活、暮らしについて書いていきます』
という文章を入れました。
Authoritativeness(権威性)のためにした対策
Authoritativeness(権威性)はサイトの内容というよりも、ブログを書いている人が、どれだけ人に評価され、認められているかという事です。
辞書での「権威」は「専門の知識・技術について、その方面で最高の人だと一般に認められている人」
例えば、内容に関して専門的な資格を持っている事や実体験が豊富、サイトにリンクをたくさん張られているかとかです。
Authoritativeness(権威性)のための対策としてまたまた運営者情報に
美容ブログには
自分が経験した事のあるエステや美容外科の技術と様々な技術を受けたお客様を実際に見てきた事を書きました。
妊活ブログには
カテゴリ3つそれぞれの実体験を簡単にまとめて書きました。
例えば妊活については妊活歴がトータル5年になる事や簡単な不妊治療の体験談や育児については実際にやっている習い事を書きました。
Trustworthiness(信頼性)のためにした対策
Trustworthiness(信頼性)はサイトの運営者、記事の内容が信頼できるかどうかです。
辞書での「信頼」は「信じて頼りにすること。頼りになると信じること」
例えば、透明性のある運営者情報や記事で引用しているところは公的機関などの信用できるものか、レビューなどは実際に商品を使ったことある人が書いているか等です。
Trustworthiness(信頼性)に対しての対策として
- 運営者情報を固定ページでしっかりと書き込む
- 引用元やリンク先は、医療機関や専門家のサイトなど信用の高そうなところから引用する
- 妊活記事全てに「個人の感想です」「医療従事者ではなく妊活歴5年の経験をもとに」という文章を入れる(←結局消しました。)
これを知るまで私のブログではサイトバーに簡単なプロフィールしか載せていませんでした。
といことで、さっそく運営者情報を固定ページで書き込みました。
内容は先ほど書いたTrustworthiness(信頼性)とAuthoritativeness(権威性)を意識しながら書きました。
引用やリンク先は医療機関や専門家のサイトからのみにしました。
妊活記事全てに「個人の感想です」「医療従事者ではなく妊活歴5年の経験をもとに」という文章を入れたんですが、コピーコンテンツに引っかかるかなと思い、結局削除しました。
削除した状態で審査に通ったので、必要ないという事です。
YMYL対策に必要なかった事
色々対策を考えているときに「NGワード・禁止ワードチェッカー」というのを知りました。
「NGワード・禁止ワードチェッカー」を使う事で、自分の記事にNGワードや禁止ワードが入っているかチェックできるというツールです。
チェックしてみたんですが、必要なワードが引っ掛かっていたので、削除せず、スルーしました。
結局禁止ワードを削除していない状態で、アドセンス審査に合格できましたので、参考程度に使うくらいで良いと思います。
YMYLでもアドセンス合格するためにした対策のまとめ
私のように、妊活ブログ等のYMYLジャンルでアドセンス合格するためには、E-A-Tを高めることが重要という事です。
私がYMYL対策でE-A-Tを高めるために対策したことは
- 信頼性をアピールするために、運営者情報を固定ページでしっかりと書き込む
- 特化しているとアピールするために、運営者情報に『経験をもとに記事を書いている』という文章を入れる
- 経験が豊富だとアピールするために、運営者情報にカテゴリーそれぞれの実体験を簡単にのせる
- 引用元やリンク先は、医療機関や専門家のサイトなど信用の高そうなところから引用する
です。
YMYLジャンルのブログを書くなら、運営者情報でどれだけ信頼性をアピールできるかが重要だと感じています。
『YMYLの記事は消そうか』
『アドセンスは諦めようか』
と考えた事もありましたが、こんな私でも無事に合格できたので、皆さんもE-A-Tを高めて、アドセンス合格にむけて頑張ってください!
もちろんどんなにE-A-Tを高めても、サイト自体の問題もありますので、審査に中々通らない方は【アドセンス審査に通らない方へ】合格するための22項目チェックポイントも参考にしてみて下さい。
コメント